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【実体験に基づくベンチャー企業と大企業のメリット&デメリット】

この記事ではベンチャー企業と大企業で働く際のそれぞれのメリット、デメリットをご紹介します。

私は大学院修士課程を修了後、農林水産関連の一部上場企業に3年間勤めたのちに、バイオベンチャーに転職して研究開発を行っています。

転職してからは1年が経過しました。

大企業とバイオベンチャーという、対極にある職場の両方で働いた経験がある私目線で、実体験に基づくメリット、デメリットをご紹介します。

※あくまで私が経験したリアルをもとに記載しています。他のベンチャー、大企業(特に外資系)が同じであるはずはないので、その点何卒ご了承願います。

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ベンチャー企業で働くメリット

サイズの異なるボクシンググローブ

仕事の自由度が高い

ベンチャー企業は仕事の自由度が高いです。

 

どういうことかというと、漠然とこういうことをしようという会社としての方向性は定まっていますが、ではどうやってそれを達成するか、具体的に何をするかは個人の裁量によるところが大きいです。

自分で計画を立てて行動し、挑戦することができます。

それに対してこれまた自分で評価し、改善(新たな挑戦)をしていきます。

 

もちろん100%自分の思うとおりにというわけにはいきませんが、自分の意見は反映されやすいです。

社長との距離の近さも、意見が反映されやすい一因だと考えます。

 

また、会社にもよると思いますが、私が勤める会社では裁量労働制を採用しているので、出勤時間や退勤時間が定められていません。

〇分の電車に乗らないと遅刻する、△分に起きないと、というプレッシャーがありません。

何時間働くかもある程度は自分で調節できるので、時間に対するストレスはほとんどなくなりました

成長スピードが速い

仕事の自由度が高いことは、成長するスピードが速くなることにもつながります。

自発的にどんどん自分の計画を実行できるからです。

 

勤めている会社でやりたいことがある人にとっては、次から次へとやりたいことを実践していけるので、大きな成長につながります。

その成長スピードは大企業のそれとは大きく異なるでしょう。

 

また、ベンチャー企業で働いていて他社の人と仕事をすることがある場合、相手の会社から来る人は目上の人である場合が多いです。

 

当然ですがベンチャー企業は会社の規模が小さいので、若かろうがその計画を実行している人が参加しますが、一般の企業の人はそれなりに地位があり、能力のある人が参加します。

 

そうすると、その仕事を通して得られる経験は大企業では考えられなかった経験をすることができ、成長スピードが速くなることにつながるでしょう。

 

ベンチャー企業で働くデメリット

頭を抱える男性

倒産の可能性がある

ベンチャー企業は競争が激しく、資金調達の問題は常にあります。

そんななかで自分が勤める会社の体力があとどれくらいなのかは、常に付きまとう不安です。

 

一人暮らしの場合だと倒産しても失業保険でしばらく生活して、次の仕事を探すことが可能かもしれませんが、結婚して家庭がある人にとっては死活問題です。

経歴や資格にもよりますが、転職もそう簡単にはいかないかもしれません。

 

そんなところで働くわけですから、勤める会社にどれだけ将来性があるのか、そこでやりたい仕事は何なのかはっきりさせておく必要はあるでしょう。

基本的にブラック企業

規模が小さい会社、まだ利益が発生していない会社であるにも関わらず、大企業のように働きやすい環境があるでしょうか?

残念ながらほとんどないでしょう。

組織体系がまだまだ脆弱でこれから成長していこうとする企業ほど、給料は安く、その割に長時間労働が強いられたりします。

 

ちなみに私が勤めている会社は土日と夏季休暇、冬季休暇はありますが、祝日やゴールデンウィークは出勤しなければなりません。

福利厚生は期待できない

残念ながら福利厚生は全く期待できません。

本当に最低限の健康保険、厚生年金保険、雇用保険に加えて通勤手当があるだけです。

研修制度、有給休暇、賞与、明確な昇進制度もありません(私の会社では設立6年目ですが、去年まで健康診断もなかったようです)。

 

また、大企業とは違って社員教育という概念はないので、自分で成長していくしかありません。

誰かが丁寧に教えてくれることはありません。

右も左もわからない状態から仕事をしていかなくてはならないので、それが大きな負担やプレッシャーになります。

大企業で働くメリット

前向きに考える

安定している

大企業だとなんといっても会社の財力があるので、簡単には倒産しません。

ベンチャーや中小企業と比べると初任給が高いです。

さらに持株会、保養所、企業型確定拠出年金、住宅手当、家族手当、社員寮など福利厚生がしっかりしているので、金銭面でのサポートが手厚いです。

雇用も守られていますので、そう簡単にはリストラされることはないでしょう。

 

さらに大企業で勤めているとそれ自体がステータスとみなされることもあり、結婚相手やその家族に与える印象や金融機関のローン審査にも通りやすくなるなど、社会的信用アップにつながります。

働きやすい

大企業は研修制度が充実していますので、他の会社でも強みになるようなスキルを身に着けることができます。

また、社員数が多く経営も安定しているため、有休、育休、産休が取りやすく、働きやすい環境にしようと会社がサポートしてくれます。

大企業で働くデメリット

疑問を呈する女性

仕事の自由度が低い

大企業では何かしらのプロジェクトを行うとき、基本的に部署やチームで動きます。

そしてそのプロジェクトの決定権を持っているのは一部の管理職の人たちです。

 

自分だったらこうするのにとか、こういうことをやってみたいと、良いアイデアがあったとしても説得できなければ実践することはできません。

その上司を説得することも、なかなか難しいことでしょう。

 

そうなると一部の上司たちが決めて、言われたことをただこなすというふうに、仕事が作業化されていきます。

それでも給料がもらえるならと割り切れる人はいいかもしれませんが、自発的に挑戦して成長したいと考える人にとっては、働くこと自体がストレスになりかねません。

企業独自のルールがある

大企業の場合、事務手続きやその他の業務などでルールが固定化されている場合が多いです。

そのルールはその会社でしか通用しないものなので、他の会社では全く役に立ちません。

 

また、ルールの一つに社風も含まれると思います。

その会社の風土みたいなものがあって、それになじめない人は、会社で過ごす時間そのものがストレスになりかねません。

私が実際に体験したことでは、

  • お酒が飲める人、ゴルフができるひとは上司に気に入られて昇進、昇給しやすい。
  • 女性が昇進するハードルが、男性よりも明らかに高い
  • 何かを変えることを嫌う社風で、同じことの繰り返しを好む

このような会社に勤めていました。

 

私自身は変化を求める人間なので、保守的な会社とは合いませんでした。

入社してすぐにそのことに気づきましたが、そんなものなのかなと見て見ぬふりをしていました。

なかなか昇進しない

大企業の場合、ベンチャー企業に比べて初任給は高い傾向にあり、賞与も出ることがほとんどだと思いますが、社員も多く上の世代も多い大企業では若手の給料を急激に上げるということはなかなかありません。

 

安定しているというメリットがあるにせよ、自分の功績が上の人間に還元される仕組みというのは大きな不満の種となります。

先輩社員をみていると、自分の行く先が大体わかるでしょう。

さいごに

机と本と鉛筆

ベンチャー企業と大企業では大きな違いがあるということがおわかり頂けたと思います。

 

ただ単にメリット・デメリットだけで見てしまうと選択の余地も狭まってしまうため自分に合うか、合わないか、自分の求めている環境なのかという部分も考えながら就職(転職)先を選ぶようにするといいと思います。

 

流行り廃りの激しい現代では大手企業がベンチャー企業を買収するという事も多く、ベンチャー企業だからと言って不安定だとは限りませんし、その逆で大手なら安定という考え方も正しくありません。

 

終身雇用という今まで定番とされてきた働き方のモデルは崩れつつあり、それを考えればどんな場所でもやっていくことが出来るように自分の能力を伸ばすということも重要だと言えます。

 

そんな場所として、ベンチャー企業を選ぶのも選択肢のうちの一つではないでしょうか。

 

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