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【私が一部上場の大手からベンチャー企業に転職した理由】

今回は、東証一部上場企業に勤めていた私が、ベンチャー企業に転職した理由についてご紹介したいと思います。

私は大学院を修了してすぐに農林水産関連の会社に就職し、研究開発業務に3年間携わっていました。

研究開発といえば組織の花形のように考えていた私ですが、これから先の人生をどう過ごしていきたいかを考えた結果、27歳の時に転職しました。

また、以前の記事にも書いたように、ベンチャー企業という零細企業に転職することは、失うことばかりで、得るものは数少ないです。

ベンチャー企業に転職して得たものと失ったもの

ではなぜそれがわかっていながら転職をしたのかについてご紹介します。

現在転職を考えている方、ベンチャー企業への転職を考えている方に、転職の思考法をお伝えします。
ただ、ここでは個人的な意見を多分に含みます。考え、感じることは人それぞれだと思いますので、その点ご了承いただけたらと思います。

1、仕事の裁量権を得て、成長する実感を得たかった(得られていなかった)

大企業にいた際は組織の大きさゆえに、責任を伴う仕事を若手社員の間に任せてもらえることはありませんでした。当然といえば当然ですね。

入社して約10年たつ中堅社員になってようやく責任ある仕事が任されるようになりますが、それまでは日々決められた業務を正確にこなしていくことを求められていました。
私はここにフラストレーションを感じました。

仕事においての私の性格は攻撃型であると自覚しています。

攻撃型

  • 目標を達成して得られる「利益」に焦点を当てて働くタイプ。
  • 競争に勝つことが好きで、金や名誉などの外的な報酬に強い影響を受ける。
  • 仕事を効率的に進める意志が強い。基本的にポジティブだが、準備不足のまま事を進めようとするのが難点。
  • 作業がうまくいかないと、すぐに気落ちする傾向もある。
  • 適した職種(コンサルタント、アーティスト、テクノロジー系、ソーシャルメディア系、コピーライターなど)

防御型

  • 目標を「責任」の一種としてとらえ、競争に負けないために働くタイプ。
  • 自分の義務を果たすのが最終的なゴールで、できるだけ安全な場所に身を置こうとする。
  • 失敗を恐れる傾向が強いため、ゆっくりと着実に仕事を進めていく。
  • 最悪の事態を想定して動く傾向が強く、時間の制限がある状況下ではストレスが激増。
  • 分析や問題解決能力が高い。
  • 適した職業(事務員、技術者、経理系、データアナリスト、弁護士など)

※「科学的な適職」鈴木裕(クロスメディア・パブリッシング)より抜粋

どちらが良いということはないですが、私は攻撃型、つまり成長や進歩を実感しやすい仕事を行いたかったのです。

以前いた職場では自分に与えられる裁量は極めて小さく、その状態がこれからも続きそうだと感じました。

それならば仕事の裁量を能動的に取りに行ける仕事はどうすればできるのか?そう考えたときに、大企業であればあるほど若いうちに与えられる裁量は少ないのではと考えました。

企業によっては能力次第で裁量権を与え、若いうちから報酬をはずむところもありますが、残念ながら私にはそのような能力はありませんでした。

そこで私は規模の小さい会社で、これまでのキャリアを生かせる職場 = バイオベンチャーへの転職を考えるようになりました。

 

2、大企業での行く先が見えた

「石の上にも三年」とはよく言ったものですが、確かに入社して三年が経とうとしていたあたりから、会社全体のことが把握できるようになりました。いい意味でも、悪い意味でも。

というのは、この会社は経営陣(上流)から末端の社員(下流)までがどういった指揮系統で動いていて、それがどのようにして機能して利益を上げているのかを知ったということです。

そうすると、自分の現在の立ち位置から、この先どういったふうにこの会社で身を置いていくのかまで判然とします。そうするには先輩社員を視ればいいわけですから。

現在の積み重ねの先にあるのは、先輩社員の姿なのかと思うと先が思いやられました。ずっと同じ会社で働き続けることは、考えやスキル、経験の偏りが生まれることにつながります。

一つの会社のみで培ったスキルや経験は、その会社でしか生かせない場合が多く、変化の多い現代においてそれはデメリットでしかないと感じるようになりました。

3、若かった

「えぇ~~っ!」と思った方もいるかもしれませんが、そうです、若かったのです。

私が転職を考え始めたときは26歳のときでした。これまでに読んだ本や人から聞いた話をもとに、「人生において大きな変化を伴う選択ができるのは35歳ごろまで」という持論を私は持っています。

言い換えれば、35歳までは色々なことにチャレンジできる、チャレンジした結果失敗したとしても35歳までならその後の人生でカバーできると考えています。

もちろん失敗はしたくないのですが、チャレンジしなくては成功もしないでしょう。少なくとも前の会社にいて成功することはないと確信したので、まずはチャレンジしようと思いました。

そしてどうせチャレンジするなら自分が求めている、成長を加速させられるような場所にしようと思い、ベンチャー企業に転職することを決めたのです。

また、結婚していなかったことも理由の一つです。一部上場企業にいれば、急に仕事がなくなったり、クビにされたりして収入が得られなくなる可能性は低いでしょう。

結婚して家庭を持っている人が、わざわざ安定している上場企業から転職してリスクをとるメリットは、ほとんどないでしょう。ベンチャー企業に転職したあとに会社がつぶれてしまえば、収入は絶たれ、まさに死活問題となります。

その点独り身だった私は、収入がなくなる(下がる)かもしれない、勤務地が変わる、またすぐに仕事を変えることになるかもしれない、などといったリスクをとることができました。

☑おわりに

この記事を書いている時点で転職してから1年が経とうとしています。

結果として、転職して本当に良かったと思います。

自由度の高い働き方、任される仕事の裁量に満足しています。

もし転職をしたいけれども不安で、もっと普遍的な意見を知りたいという方は、仕事上の性格でご紹介した「科学的な適職」鈴木裕(クロスメディア・パブリッシング)も参考にしてみてください。

科学的なデータをもとに論じられているので、最適な仕事を見つける役に立つこと請け合いです。

 

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