こんにちは、やまかわです!
突然ですが、皆さんは資産運用をしているでしょうか?
昨今の銀行金利は不況のあおりを受けてメガバンクでも0.01%以下というのがざらにあり、現代は銀行にお金を預けていても増えない時代となりました。
金利が0.01%だと銀行に1000万円を預けていても、利息は1年間でたったの1000円です。
銀行の金利以上に物価が上昇する(インフレが進む)と、銀行に預けているお金は相対的に価値が下がってしまいます。
また、政府は国民の老後資金の面倒を見られないことを事実上認めています(老後2000万円問題)。
さらに政府は、積み立てNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)制度を導入することで、「自分の面倒は自分で見てもらう」ために国民が自ら資産運用することを推奨しています。
よって現代を生きる現役世代は、個人で資産運用をして将来の資金不足に備える必要があります。
「国がなんとかしてくれる」という考え方は、通用しない時代になろうとしています。
そこでこの記事では資産運用をする方法の一つとして、米国株インデックス投資を紹介するとともに、その始め方をご紹介します!
株運用なんてリスクがあって危ないんじゃないの?
という方もいらっしゃると思うので、リスクを一切負わずに米国株インデックス投資を始める方法と、初心者の方におすすめしたい、具体的な銘柄についてもご紹介するので、ぜひ最後まで読んでいってください!
なぜ米国株インデックス投資なのか

そもそも米国株インデックス投資ってなに?
まずは「米国株インデックス投資」の説明から行いたいと思います。
米国株
米国株とはその名の通り、アメリカの証券取引所で取引が可能な企業の株式のことを指します。
アメリカの証券取引所に上場していればいいので、その企業は必ずしもアメリカだけにあるとは限りません。
コーヒーで有名な「ネスレ」はスイスの企業ですし、日本の企業である「トヨタ自動車」だってアメリカの証券取引所に上場しています。
(以降、単純に国のことを指すときは「アメリカ」、アメリカの株式のことを指す場合は「米国株」と表記します。)
インデックス投資
「インデックス」とは指数のことをいいます。
よくニュースで「ダウ平均株価」や「ナスダック」といった指数の推移を伝えています。
あれらは、「ある基準によって選定した企業群の株価を平均したもの」なのです。
つまり、今の景気は良いのか悪いのかを判断するための平均値と考えてもらっても問題ありません。
そしてインデックス投資とは、そのインデックスに含まれるたくさんの企業に、まんべんなく投資する手法のことを指します。
こうすることで代表的な銘柄に、まんべんなく、少額から投資することができます。
つまり米国株インデックス投資とは、アメリカの指数に代表される企業に、まんべんなく投資することをいいます。
この「まんべんなく」投資することが、米国株インデックス投資、ひいては株式投資全般における正攻法なのです!
(詳しくは後述の「長期投資を心がける」「分散投資を心がける」で書いています。)
米国株インデックス投資をすべき理由①:アメリカは世界一位の経済大国だから
皆さんご存知の通り、アメリカは世界で一番の経済大国です。
私達の暮らしを取り巻く、ありとあらゆるモノ、コトがアメリカの企業によって生み出されています。
代表的な企業としてAmazonやFacebook、Microsoft、Apple、Netflixなどが挙げられ、他にもマクドナルドやコカ・コーラなど、私たちの生活の根幹をなす商品の多くが、アメリカの企業によって生み出されています。
GDP世界一位を支える企業が数多く存在するアメリカは、必然と優良な投資対象になります。
米国株インデックス投資をすべき理由②: 全世界でビジネスを展開する大企業ばかりだから
アメリカのみを対象に投資することを不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、アメリカの多くの企業は世界中でビジネスを展開しています。
それゆえ、仮にアメリカで災害などにより企業活動に影響が出たとしても、世界中にビジネスを展開しているためアメリカ以外の国で継続的に利益を上げることができます。
また景気後退などによりアメリカの経済が打撃を受ける際、アメリカだけが打撃を受けるとは考えにくいです。
そういった場合にはアメリカのみならず、世界中の国と企業に影響を与えるでしょう。
アメリカに投資することは、同時に世界中に分散して投資するようなメリットが生まれるのです。
そしてこのようなメリットがある国は、アメリカ以外にありません。
米国株インデックス投資をすべき理由③: 株主に利益を還元する仕組みがあるから
日本でいうところの東証一部や二部、JASDAQのような市場がアメリカにもあります。
それがニューヨーク証券取引所やアメリカン証券取引所、NASDAQといった市場です。
これらアメリカの市場に上場している企業の審査基準は、日本と比べて厳しいです。
日本では一度上場してしまえば、市場から外されることはそうありません。
しかしアメリカの市場では良い業績を上げ続けなければ簡単に市場から降ろされ、上場廃止ということになりかねません。
そのため企業は利益を出し続け、それを株主に還元するのです。
そうすればまた株主が増え、継続してビジネスを展開していく循環が生まれるのです。
このような利益を株主へ還元する姿勢は、日本とは大きく異なります。
米国株インデックス投資をすべき理由④: 先進国で人口が増えている国だから
国が今後も経済成長を続けるか見極める要素に次の三つがあります。
- 労働人口の増加
- 資本ストックの蓄積(工場の建設や機械の導入が進むこと)
- 技術進歩(労働生産性の上昇)
日本の今後の経済成長に不安を覚える要因として、①が挙げられるでしょう。
①の増加が見込めない場合、②や③によって生産性をあげる、つまりGDPを上昇させていく必要があります。
日本の人口は2020年5月1日時点では概算値で1億2,590万人。
2019年に国連が公表した世界人口予測では、2050年における日本の人口は1億580万人と推定されており減少の一途をたどります。
一方でアメリカは先進国のなかでも人口が増加し続けている数少ない国です。
アメリカの人口は、2019年の推計で3億2,906万人、2050年におけるアメリカの人口は3億7,942万人と推計されており、増加の見込みとなっています。
ちなみに2100年では、4億3,385万人となる予測。
こうした人口の増加は、おのずとアメリカ経済のさらなる成長に寄与するでしょう。
リスクゼロで米国株インデックス投資を始める方法

これまでアメリカに投資をする理由について紹介してきました。
ここからは実際に米国株インデックス投資を始める方法を紹介していきます。
証券会社を選ぶ(楽天証券が断然おすすめ!)
まずは証券会社で証券口座を作らないと投資を始めることができません。
なので証券口座を作ってほしいのですが、ネット型の証券会社を選びましょう。
なぜなら手数料や管理コストが安いからです。
株で投資を行う上で、手数料や管理コストは最も気を付けるべきポイントの一つです(理由は後述します)。
ネット型証券会社の中でも、私は初めて投資を行う方には楽天証券を勧めています。
それには以下の理由があります。
- ポイントを使ってリスクゼロで始められる
- 楽天ポイントは貯めやすい
- 楽天証券のサイトが使いやすい
- ネット証券は手数料が安い
貯めやすい楽天ポイントを使ってリスクをゼロに!
楽天証券では楽天ポイントを使って投資を行うことができます。
楽天カードでの支払いや楽天市場での買い物、楽天ポイント提携店で貯まったポイントを使えるなんて嬉しい限りですよね。
自分が稼いだお金で投資をすることに抵抗があるようでしたら、まずはポイントで投資してみるといいでしょう。
ポイントはもともと持っていなかったものですから、仮にすべて失われたとしても実際に損をしたわけではありません。
つまり、リスクゼロで投資をすることができるのです!
ポイント投資なら精神的にも楽に行えるので、投資初心者の方も安心でしょう。
楽天ポイントなら手軽に投資を始めることができます!
サイトが使いやすい!
他にも代表的なネット証券にSBI証券がありますが、サイトがごちゃっとしていて少し使いづらいです。
複数の証券口座をもてば、それぞれのメリットを最大化できますが、最初はそこまで気にしなくていいでしょう。
気になるようでしたら、投資というものになれてからで全く問題ありません。
手数料、管理コストが安い!
最後に、ネット証券は手数料や管理コストが安いです。
株式を売買しようとすると、購入するとき、売るときに手数料が、保有している間に管理コスト(信託報酬といいます)がかかります。
街中で見かける、店舗を構えている証券会社は手数料や管理コストを多く取ります。
それは、客として訪れたみなさんから手数料を取り、店舗の賃貸料やそこで働く従業員の給料をまかなうためです。
投資対象は全く同じなのに、店舗型の証券会社では手数料が1%、ネット型証券会社では無料なんてことが平気であります。
管理コスト(信託報酬)にしても店舗型証券会社だと1%、ネット型証券会社だと0.1%なんてざらにあります。
「たかが0.9%くらいで...」と思うかもしれませんが、侮るなかれ。
投資を続けていく上では、この0.9%の差は年々大きくなります.
0.9%の手数料を余分に払うということは、投資の運用成績が0.9%異なることと同じ意味になります。
そこで毎月30,000円を20年間積み立て投資するとし、0.9%の差がどう影響するかをシュミレーションすると下図のようになります。
運用成績を4%と4.9%で比較した場合、なんと約120万円の差が生まれるのです。
これで投資で大事なことの一つに「手数料が安い商品を選ぶこと」があげられことはお分かりいただけたと思います。
なかには手数料を払った方が良いサービスを受けられるんでは?と思う方もいるかもしれませんが、証券会社に限ってはそれは違います。
手数料の違いで受けられるサービスと、投資の運用成績に関係はありませんので、手数料が安いネット証券会社を選びましょう。
楽天証券のHPで口座開設の申し込みをする
楽天証券のホームページ内の「口座開設」ボタンより申し込みを行いましょう。
メールアドレス登録後、確認のメールが送られてくるので、そこに記載されたURLから申込みを続けてください。
本人確認書類の選択・提出


提出する本人確認書類を選択し、アップロードを行ってください。
スマートフォン+運転免許証または個人番号カードをお持ちの方は「スマホで本人確認」
それ以外の方は「書類アップロードで本人確認」を行います。
本人情報の入力
氏名・住所などの本人情報の入力を行ってください。
「スマホで本人確認」をされた場合、ログインパスワードの登録があります。
登録したパスワードは忘れないように保管してください。
※「書類アップロードで本人確認」をされた場合はパスワードの登録はございません。
ログインIDの受け取り
楽天証券での審査完了後、ログイン用のIDが送付されます。
「スマホで本人確認」をされた場合、ログインIDがメールで送付されます。
「書類アップロードで本人確認」をされた場合、ログインIDと初期パスワードが郵送で送付されます。
※審査には通常、1~3営業日かかります。
※ログインIDは変更が出来ません。大切に保管しましょう。
初期設定
楽天証券ホームページ内の「ログイン」ボタンよりID/パスワードを入力してログインしてください。
ログイン後、取引をはじめる際に必要な暗証番号、勤務先情報などの初期設定をしてください。
口座に投資資金を入金する(ポイント投資で始める場合はひとまず入金はなしでOK)
あとは証券口座にお金を入金すれば準備完了です。
入金する方法は3つあります。
楽天銀行に口座をお持ちの方は、簡単にお金を入金することができます。
楽天銀行以外でもインターネットバンキング対応の銀行口座があれば、即時入金が可能です。
あとはATMや銀行窓口から振り込むこともできます。
ただ、今後投資を行おうとしている方であれば、利便性の高いネットバンキングを利用しない手はないでしょう。
もし口座をお持ちでない場合は、投資を行う前にネットバンキングが利用できる銀行口座を開設することをお勧めします。
ポイント投資を行う場合もお金を使う場合も投資商品を購入する手順は同じです。
溜まっているポイントの残高を確認し、購入をする際にポイントを使うようにしましょう(下図参照)。

楽天カードの引き落としでも投資可能!
ちなみに楽天カードをお持ちの方であれば、月5万円まではクレジットカードの引き落としで投資することができます。
この引き落としにも1%ポイントが付与されます!
そしてポイントをさらに再投資することで、効率的な資産運用を行うことができます。
投資する銘柄を選定する
口座の開設、入金が完了したら投資する銘柄を選びましょう。
ここでは基本的な内容について触れます。
より詳細を知りたいのであれば、書籍などでも情報を集めるようにしてください。
(私がおすすめする米国株インデックス投資の優良銘柄については後で紹介しています)
買い付け手数料が無料、信託報酬が0.2%以下の「指数に連動した投資信託」を選ぶ
「指数に連動した」とは最初に述べたインデックスのことで、代表的な企業の詰め合わせパックです。
そして投資信託とは、株式の注文、買い付けを株式運用会社の人(いわばプロ)に任せられる商品のことを指します。
証券会社がラインナップしている投資信託のなかから指数に連動し、かつ買い付け手数料が無料、信託報酬(要は維持費)が0.2%以下のものを選びましょう。
例えば、楽天証券で購入可能な投資信託の中に、アメリカのS&P社が選定した約500社の株式を詰め合わせた「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」というものがあります。
この投資信託の組み入れ銘柄上位10位は次のようになっています。
このような銘柄を個別で保有しようとすると手間も、元手となる資金もたくさん必要になります。
しかし投資信託を利用すれば、これらの手間や大きな元手も必要なく、アメリカの名だたる大企業に投資することができます。
そして繰り返しになりますが、投資信託は手数料が安いものを選びましょう。
手数料は運用成績を左右する大きな要素となります。
具体的な数字を言うと、
- 買い付け手数料は無料(ノーロードともいいます)
- 信託報酬(要は管理費用)が0.2%以下
の投資信託を選びましょう。
ちなみに「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は買い付け手数料無料、信託報酬0.0968%の優良投資信託です。
実際に購入する
ここまでお疲れさまでした。
あとは実際に購入するのみです。
購入してからの流れは、「注文」→「約定(やくじょう:購入完了のこと)」を経て自分の証券口座で投資商品を保有することになります。
投資信託はリアルタイムで売買される商品ではないので、注文する日にもよりますが「注文」から「約定」までに2~3日かかります。
こればかりは実際にやってもらわないとイメージが掴めないので、まずは1000円ほどの少額で購入してみてください。
購入方法には「スポット購入」と「積み立て購入」があります。
「スポット購入」はその一回きり、「積み立て購入」は指定した日付、または曜日に定期的に購入する方法です。
まず初めに購入する小額の投資信託は、スポットで購入しましょう。
流れがつかめたら、いよいよ本格的に投資信託での資産運用を始める準備が整ったわけですが、ここでも気を付けていただきたいことがあります。
長期投資を心がける
投資信託で分散投資を行っても、投資対象が株式である限りリスクは常に付きまといます。
投資信託で資産運用を始めた途端に暴落が始まる可能性も低いとは言えません。
ただ、リスクを最大限低くする方法があることを我々は知っておくべきです。
それが、「長期間にわたって投資を行う」です。
世界中の人口は増加の一途をたどっています。
人口動態はあらゆる統計値の中でも、高い精度で算出できる指標です。
人類は成長せざるを得ない生き物なので、世界経済は人口増加に伴って今後ますます発展するでしょう。
ただそれが毎年とは限りません。
リーマンショック(2008)やコロナショック(2020)など、ある程度の周期で株価の暴落が起こることは、歴史が証明しています。
自分が保有している商品の価値が、日を追うごとに減少していく様子をただ見ているだけ、というのは苦痛を伴います。
しかし、いずれの暴落をも乗り越えて現在の世界経済があることも事実です。
長期間での投資が前提ならば、世界経済が徐々に成長していくことも前提条件になります。
そうすれば、暴落はむしろ株のバーゲンセールと化すのです。
株価が暴落しても、分散の効いた投資信託をコツコツと長期間積み立てていくことが、
資産運用で最大限リスクを低くし、利益を最大化する唯一の方法なのです。
分散投資を心がける
これまでに述べてきた銘柄の分散はもちろんのこと、購入するタイミングも分散させましょう。
一度にまとめて買い付けるのではなく、積み立て投資でコツコツと運用しましょう。
そのためにも、「スポット購入」で投資信託を保有することに慣れたら、指定した日付・曜日で定期的に購入する「積み立て購入」へとステップアップしましょう!
そうして分散・長期投資を心がけることで、資産運用の勝率を最大限高めましょう!
米国株インデックス投資の具体的な銘柄紹介
最後に米国株インデックス投資の具体的な銘柄について紹介したいと思います。
あくまで投資は自己責任でお願いします。運用結果の責任は負いかねます。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

- 購入手数料:無料
- 信託報酬:0.0968%
S&P500指数に連動する投資成果をめざして運用を行います。
S&P500指数はS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスという格付け会社が選定した、アメリカの証券取引所に上場している代表的な企業500社で構成されています。
いずれも時価総額の大きな大型株が組み入れられています。
四半期に一度、つまり3か月に一度組み入れ銘柄の調整が行われるので、業績が悪い企業は外され、一方で業績が良い企業は組み入れられます。
これを個人で行おうとすると、とても手間がかかります。
しかしこの投資信託であれば、約0.1%というわずかな手数料で、アメリカを代表する500の企業に、小額から投資することができます。
楽天・全米株式インデックス・ファンド
- 購入手数料:無料
- 信託報酬:0.162%
この投資信託は、アメリカの証券取引所で投資できるほぼすべての銘柄を対象にした投資信託です。
その数はなんと約4000銘柄にものぼり、S&P500の約500銘柄のおよそ8倍の企業に投資することができます。
そのため若干維持コストがかかりますが、大きな差ではありません。
この投資信託は大型株だけでなく中型・小型株も組み込まれているので、時価総額がまだ小さい企業の成長力も取りこぼすことなく投資できます。
そのため、アメリカの企業に投資するうえで最も分散の効いた投資対象と言えます。
ただ、この楽天・全米株式インデックス・ファンドに含まれる投資対象の約80%はS&P500と同じになります。
そのため値動きや投資のリターンは「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」とほとんど同じになります。
投資対象をS&P500にするか、全米株式にするかは好みで決めて問題ありません。
少しでも信託報酬が安い方にするのか、せっかく500社選んでるのだからそっちにするのか、小型株の成長力に期待するから全米株式にするのか。
どちらに投資したとしても米国株インデックス投資の正攻法であることは間違いありません。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

- 購入手数料:無料
- 信託報酬:0.1144%
MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスに連動する投資成果をめざして運用を行います。
この投資信託に投資すると約50の国や地域にある約8000の銘柄に分散投資することができます。
世界中の国と地域への投資とはいえ、そのうちの60%をアメリカが占めています。
なぜそうなるかというと、アメリカの企業の時価総額が大きいからです。
時価総額の規模に比例して投資することになる(時価荷重型といいます)ため、アメリカが占める割合が大きくなるのです。
今後世界の人口は増加の一途をたどります。
経済成長が目覚ましい国の恩恵を受けようとするならば、この全世界に投資できる投資信託も魅力的な選択肢になります。
おわりに
ここまで米国株インデックス投資をリスクゼロで始める方法と、具体的な銘柄について紹介してきました。
余談ですが、ここでよく巻き起こる論争がアメリカだけを対象にするのか、アメリカをメインにして全世界に投資するか問題です。
2010年以降はアメリカの一強時代が長く続いていますが、それが今後も続くとは限りません。
投資の世界では誰にも未来はわからないのです。
どちらの方がより良いパフォーマンスを出すかよりも大事なことは、「継続して投資を行うこと」です。
インデックスに連動する投資信託をもちいた分散投資は、長期にわたって行うことで威力を発揮します。
そして長期で投資をしていると、残念ながら必ず暴落を経験することになります。
仮に暴落局面を迎えたとしても、投資を継続できるような銘柄に投資しましょう。
そのためには自分でよく考えて、納得する必要があります。
皆さんの資産運用に挑戦する背中を少しでも押せたなら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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