こんにちは、やまかわです!
私は毎月の手取り給料のうち60%を株式投資に回している個人投資家です。
株式投資のポートフォリオは90%をインデックス投資、10%を米国個別株に投資しています。
米国個別株に期待していることは、中長期の目線で、市場平均以上の成長、あるいは株価が10倍になるような
圧倒的な成長力によるキャピタルゲインです。
米国個別株の運用状況については月に一度、ブログにまとめています。
そしてこの記事では、私も実際に投資している「グロウジェネレーション(GRWG)」について紹介したいと思います。
この記事を読んでいただければ
- グロウジェネレーション(GRWG)がどんな会社なのか
- グロウジェネレーション(GRWG)の戦略
- グロウジェネレーション(GRWG)の成長性
について知ることができます。
投資判断の責任は負いかねます。投資は自己責任でお願いします。
グロウジェネレーション(GRWG)ってどんな会社?

グロウジェネレーションは米国最大の水耕栽培園芸用品の販売業者です。
水耕栽培とは、土を使わずに植物を栽培する方法のことをいいます。

↑このような方式のものを、みなさんもニュースなどで一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
水耕栽培の利点はたくさんあります。
- 屋内で「垂直農法(後で詳しく説明)」ができる。
- 最適な生育条件を作り出すための、温度、光、湿度を細かく管理できる。
- LED照明の進化により、コストを大幅に削減できる。
- 屋内で栽培できるため殺虫剤を使用する必要がない。
- 水を循環させて再利用するので、室外の野菜畑と比較して最大95%の水使用量を削減できる。
- 屋内で栽培するため土地費用も低減でき、さらに環境負荷の削減にもなる。
- 水耕栽培農場を消費地近くに設置することができるので、輸送コストを大幅に削減することができる。
グロウジェネレーションは、水耕栽培に関連する有機栄養素や高度な照明技術、最先端の水耕栽培装置など数千種類もの製品を販売しています。
商用・家庭内栽培いずれのニーズにも対応しており、室内外で使用できる製品を販売しています。
グロウジェネレーション(GRWG)の戦略とは?
垂直農法

先ほども言いましたが、水耕栽培を用いると垂直農法という手法で野菜を育てることができます。
垂直農法とは、屋内で作物を何層にも積み上げて栽培する方法のことをいいます。
中には高さ数十メートルに達するものもあります。
そのため、従来の農法に比べて飛躍的に高い生産性を実現できます。
土を全く必要とせず、従来の農法のわずか5%の水だけで生産量をなんと350倍にできるとされています。
この効率的な生産方法は、世界の食糧問題を解決する手法の一つと言えます。
世界の人口は年々増加の一途をたどっています。
世界の人口が拡大し続ける中で解決すべき最大の課題の1つは、地球上の全ての人にどうやって食糧を供給するかということです。
今からわずか30年後には、世界が必要とする食糧は現在の生産量より70%以上も多く必要となり、より効率的な土地と水の利用が重要になります。
その問題を解決する一つの手段が、垂直農法です。
医療用・娯楽用の大麻

さらにもう一つ、水耕栽培と相性のいい作物があり、それは「大麻」です。
屋内栽培が主流である大麻栽培は、水耕栽培による垂直農法とうまくマッチしています。
ご存じのとおり日本では大麻栽培が禁止されていますが、米国の一部の州では医療用・娯楽用の大麻栽培が合法化されています。
合法化する州は年々拡大しています(参照:大麻 - Wikipedia)。
ツルハシとシャベル戦略

垂直農法に必要な設備を商用・家庭用に販売しているのがグロウジェネレーションです。
近年のアメリカでの垂直農法の広がりと、大麻栽培合法化の流れから、グロウジェネレーションの売り上げも年々拡大しています。
そしてこのトレンドは今後も続くでしょう。
いわば新しく金が発見された地へ、金脈を探し当てて一攫千金を狙うゴールドラッシュの際に
需要が急拡大した「ツルハシとシャベルを売る」ような戦略です。
時代の潮流にあったしたたかな成長戦略に、私は大いに期待しています。
グロウジェネレーション(GRWG)の成長性は?

グロウジェネレーションは 2020 年に全米で新たに14店舗を追加して、2020年末には39店舗にまで規模を拡大。
さらに2021年3月時点で全米12州に52店舗を構えています。
グロウジェネレーションは2021年中に60店舗以上、2023年までに100店舗以上に増やす計画です。
また、2020年11月には米国第3位の水耕栽培園芸用品チェーンを、2020年12月には、南カリフォルニアで最大規模の水耕栽培園芸用品チェーンの1つを買収しました。
これらの買収によって 7,000 万ドル(80億円)の年間売上増が期待されています。
また、大麻産業の市場規模は、大麻栽培の合法化の流れによっては年々拡大しており、2024年までに米国の医療用と娯楽用を合わせた大麻市場は370億ドル(4兆円以上)規模に成長すると予測されています。
大麻市場の急速な拡大と、世界人口が数年以内にも80億人を突破してますます食糧需要が高まるであろうという 2 つの長期的トレンドの波に乗って
グロウジェネレーションは今後も更なる成長が期待できます。
グロウジェネレーション(GRWG)の投資方針

最後に私のグロウジェネレーションへの投資方針についてお話ししたいと思います。
2021年12月時点では、グロウジェネレーションの株価は下降トレンドです(下記チャートは常時更新されます)。
さらに米国はテーパリングの速度をはやめ、金利上昇に踏み切ってインフレを食い止めようとしています。
どこまでグロウジェネレーションの下降トレンドが続くかわからないので、底を打つまで様子を見ようと思います。
株価が底を打ち、横ばい、あるいは上昇トレンドに入ったタイミングで買い増そうと思います。
グロウジェネレーションはIT企業のような急成長ではなく、20%~30%の成長を中長期的に続けていくと予想しています。
いずれ来るタイミングのために、今は現金のウェイトを重くしておく方針です。
以上で終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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