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【自己肯定感が低い方に】マズローの自己実現論

この記事ではアメリカの心理学者であるエイブラハム・マズロー(1908-1970)が唱えた「自己実現論」を処方したいと思います。

現代は人類がかつて経験したことがないほどに、情報通信技術が発達しています。

 

それによって様々な恩恵を被る一方で、他者との比較が容易にできてしまい、どんなことでも「上には上がいる」ことを自覚せずにはいられない世の中になってしまいました。

そのような現代においては、自己肯定感を高く持つことが簡単にできることではなくなってきています。

 

そこでこの記事では自己肯定感が高い人の特徴を示すことで、自己肯定感を高めるヒントを紹介したいと思います。

まずは知ることからはじめてみませんか。

この記事を読んでいただきたい方

・自己肯定感が低い方
・人との差に悩む方
・自信を持ちたい方

自己肯定感が高い人の特徴5つ!

特徴①:感情のみで動かない

自己肯定感が高い人は、願望や不安、恐怖、楽観主義、悲観主義といった個人の感情に基づいた行動をとりません。

なぜかというと、あらゆることは未知で曖昧であることを知っているからです。

 

むしろ、そういった未知なものや曖昧なことを好む傾向があります。

 

「わからない=不安に感じる」のではなく、「わからないからこそ興味深い」と思えるのです。

自己肯定感が高い人は、自分の中に沸き起こったマイナスな感情とうまく付き合うことができます。

特徴②:自分も他者も、受け入れる

人間という存在のもろさ、罪深さ、弱さ、邪悪さを、自己肯定感が高い人はよく知っています。

そして、自分の弱さやもろさを自然に受け入れることができます。

 

悲観しているのではなく、人はそういうものだと悟っています。

自分の弱さを受け入れられるので、他人の弱さも受け入れることができます。

自分の弱さは受け入れられるが、他人の弱さは受け入れられないという人もいるでしょう。

 

そういう人は、真に自分の弱さを認められていません。

自分の弱さを認めることはつらいです。

自分に期待しないことだと錯覚しそうになりますが、そうではありません。

 

強いこと=良いことではないように、弱いこと=ダメなことではないのです。

特徴③:自発的で単純

マイナスな感情は、他者との触れ合いの中で生まれます。

自己肯定感が低いと、その感情に影響されてしまいますが、高い人はそうはなりません。

 

考動や考え方はあくまで自発的に生まれ、他者のマイナスな干渉をほとんど受けません。

周りから良く思われることを狙っていないため、行動や思考は単純なものになります。

特徴④:孤独やプライバシーを好む

私達は一般に、知人や友人は多ければ多いほど良いと思う傾向があります。

それは、「交友関係が広い=良い」と思う人同士が依存しあっている関係だといえます。

一方で他者からの干渉を受けない自己肯定感が高い人は、こういった依存しあう関係性を築こうとしません。

 

独りでいても傷ついたり、不安になったりせず、むしろ孤独やプライバシーを好みます。

人との物理的な距離感や、社会的環境から独立しています。

当然、交友関係は「狭く、深く」なります。

外部から得られる愛や安全などによる満足は必要とせず、自分自身の可能性と能力を頼みとします。

 

そのため一般的な人からは、「冷めた人、愛情が欠落した人」と解釈される場合があります。

しかしそうではなく、むしろ親密になれた人が特別な存在を大事にします。

孤独を好む人にとっての交友関係は「狭く、深く」、貴重なので大事にします。

特徴⑤:哲学的なユーモアセンス

「面白い」という感情は非常に含みを持っております。

昨今ネットでの誹謗中傷の問題が後を絶ちません。

それはつまり、それを面白いと感じ、楽しんでいる人がいるからです。

自己肯定感が高い人はこういった

 

  • 悪意のあるユーモア
  • 優越感を得られるユーモア
  • 権威に対抗するユーモア

では笑いません。単純に面白いと思わないのです。

 

ユーモアだとみなすものは総じて哲学的になります。

哲学的なユーモアの例として、「プラトンとかものはし、バーに寄り道――ジョークで理解する哲学」(トーマス・カスカート, ダニエル・クライン 著,前沢敬 訳)より引用します。

自然史博物館での話。一人の見学者がガードマンに尋ねた。
見学者 「この恐竜の骨はどれほど古いかご存じですか?」
ガードマン 「2億と4年6ヵ月です」
見学者「やけに細かい数字ですね。なぜそんなに正確な年代がわかるんですか?」
ガードマン 「わたしがここで働き始めたときに、この骨が2億年前のものと聞きました。それから4年6ヵ月経ちましたから、そうなります」

(「プラトンとかものはし、バーに寄り道――ジョークで理解する哲学」(トーマス・カスカート, ダニエル・クライン 著,前沢敬 訳)より引用 )

おわりに

いかがだったでしょうか。

ここまでマズローの「自己実現論」をもとに自己肯定感が高い人の特徴を紹介してきました。

この記事を書いたのは、なにも「自己肯定感が低いのはいけない!」と言いためではありません。

 

自己肯定感が高い人は、私のこの記事も意に介さず、我が道をまい進するでしょう。

自己肯定感が低い人は、もしかしたら気分を害してしまったかもしれません。

 

自己肯定感が高い方が何かと生きやすいと感じるからであり、そういう人が一人でも増えたらなと、厚かましくも思ったからです。

(まさに自己肯定感が高いことを言っていますね。)

自分を肯定するための材料は、これからの考動ではなく、これまでの過去にあると思います。

 

ひとつ立ち止まって、過去の自分に自分について問うてみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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